News - TriCore™ AURIX™ 向けに一時的な前方/後方デバッグが利用可能に

TriCore™ AURIX™向けに一時的な前方/後方デバッグが利用可能に

ローターバッハ社の TRACE32® トレース ツールは、トレース ベースのデバッグ (コンテキスト トラッキング システム - CTS) の範囲を拡張し、TriCore AURIX プロセッサ ファミリを追加しました。このトレース機能により、TRACE32 ユーザーはバグをより迅速に特定し、コードをより簡単に最適化できます。

CTS は、トレースされたプログラム セクションの再デバッグを可能にします。プログラムの実行は、トレースされたデータを使用して再構築されます。これにより、すべてのアセンブラーまたは高レベルの実行ラインを通じて、前方/後方のデバッグ機能が可能になります。この機能により、お客様はターゲットシステムの状態をいつでも再現して、プログラムの実行中に発生したエラーの根本原因を特定することができます。ユーザーは、メモリ、レジスタ、変数の変化を非常に詳細に調べることができ、完全なデータトレース記録を実行すると、ソースレベルのトレース表示に、過去のレジスタとスタック変数が表示されます。 CTS 機能は、SMP システムと AMP システムの両方で完全にサポートされています。

「TRACE32 CTS が TriCore AURIX プロセッサファミリで利用できるようになったことを非常に嬉しく思います。この機能は、1999 年以来、他のトレースプロトコルですでに提供されています。この効率的なエラー識別方法により、お客様は製品化までの時間を短縮できます。 CTS によるデバッグはリアルタイム条件に違反しないため、特にタイムクリティカルなシステムの分析に大きな利点があります」と ローターバッハ社のゼネラル マネージャーであるStephan Lauterbachは述べています。

TriCore AURIX プロセッサの CTS に関しては、最寄りの弊社窓口にお問い合わせください。