News - NXP 社製 S32K3 MCU ファミリーサポート

オートモーティブおよび産業用途向け NXP 社製 S32K3MCUファミリのサポート

ローターバッハは、NXP 社の新しい S32K3 MCU ファミリの TRACE32 デバッグシステムによるサポートを発表しました。TRACE32 は、ASIL D をサポートしているシングルコア、マルチコア、およびロックステップ構成などの S32K3 ファミリのすべてのメンバーを完全にサポートします。

S32K3 MCU は、ボディエレクトロニクス、バッテリー管理システム、ゾーン/ドメイン制御 ECU などの自動車アプリケーション向けに設計されています。さらに、高度な安全機能と接続機能が組み込まれ、効率的で安全な OTA(Over-The-Air)によるソフトウェアのアップデートも容易に実現します。この OTA アップデートを可能にしている HSE (Hardware Security Engine) は、AES-128/192/256、RSA、ECC暗号化、セキュアキーストレージ、セキュアブート、サイドチャネル保護機能などに対応しています。 TRACE32 は、S32K3 MCU のすべてのコアに対し、安全なアプリケーションデバッグ、トレース機能をサポートします。

また、ISO 26262 ASIL D アプリケーション用の実証済みかつ適正なツールセットであるローターバッハの TRACE32 TQSK (Tool Qualification Support Kit) によって、開発者は、クラス最高性能の MPU と開発ツールを十分に活用することができます。

ローターバッハのゼネラルマネージャー Norbert Weiss は、次のように述べています。 「業界をリードするツールをお客様に提供できることを、改めて嬉しく思います。NXP社とのコラボレーションにより、次世代のオートモーティブ技術の進歩を実現していくエンジニアに、最適なソリューションを提供することができるようになりました。信頼性の高いツールをプロジェクトの初期から利用することで、製品の設計をより早く行い、より効率よく製品を市場に投入することができるようになると考えています。」