News - NXP社製 S32Z、S32E サポート

NXP^® 社製リアルタイムプロセッサファミリー S32Z/S32E のサポート

ローターバッハは、NXP^® 社製リアルタイムプロセッサファミリー S32Z/S32E を、デバッグ/トレースツールの TRACE32^®でサポートすることを発表しました。 プロセッサ上の全コアをサポートし、プロセッサ全体のデバッグとトレースのソリューションを提供します。

NXP^®社の Vehicle Control and Networking Solutions のグローバルマーケティングディレクターである Brian Carlson 氏は、次のように述べています。 「NXPは、安全なマイクロコントローラー(MCU)のクリティカルかつ決定論的な動作を提供する新しいクラスの安全なリアルタイムプロセッサーを追加することで、S32 車載プラットフォームを拡張しましたが、このプロセッサは、ギガヘルツ速度、マルチアプリケーション分離、およびメモリ拡張機能の比類のない組み合わせを備えています。 16nm プロセスによる新しい S32Z および S32E リアルタイムプロセッサファミリは、ソフトウェア定義の車両のクロスドメイン車両機能を安全にインテグレーションするのに最適です。」

仮想 ECU のようなマルチテナンシーアプリケーションを実行している複雑な SoC 上では、デバッグおよびトレースシステムはハイパーバイザーとゲストオペレーティングシステムを正しく認識する必要があります。 ローターバッハの TRACE32 ツールは、ハイパーバイザおよび、オペレーティングシステムを認識したデバッグシステムで業界をリードしています。今回の NXP 社の新しいS32ZとS32Eプロセッサをサポートでは、ローターバッハは、リアルタイムプロセッサのハイパーバイザ認識機能も提供しています。

TRACE32 は、トレースベースのコードカバレッジ解析機能により、ユーザのプロジェクトを、全て ASIL レベルに適合させることが可能です。 ツールの認定作業を簡素化するため、ISO 26262 などの規格に従って TRACE32 ツールを認定するためのツール認定サポートキット(TQSK)を提供しています。詳細については、TQSK の機能概要をダウンロードしてください。

ローターバッハ社について

ローターバッハ社は 1979年の創業以来、組み込み設計分野での長年の経験を活かしたマイクロプロセッサ開発ツールを、世界中に提供しています。 ローターバッハ社は、世界各地に優良顧客を持っており、すべての半導体メーカーと密接な協力関係を築いています。 ミュンヘン近郊の Höhenkirchen の本社では、エンジニアリングチームが洗練されたデバッグツールの開発、生産を行っており、TRACE32^®ブランドで世界中で販売しています。