News - TRACE32: Irisのサポートを追加 |
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Höhenkirchen-Siegertsbrunn, 02-Feb-2021 |
仮想ターゲットのサポート用Irisデバッグ/トレースインターフェースローターバッハ社は、Arm Fast Modelを内蔵する仮想プロトタイプ用のTRACE32デバッグシステムにIrisのサポートが追加されたことを発表しました。仮想プロトタイピングは、システム設計者に多くの利点を提供します。チップやSoCの設計の微調整が可能で、デバイスに反映させる前にアプリケーションソフトウェアがデバイス上でどのように実行されるかをプロファイリングすることができます。既存のデバッグインターフェイスとトレースインターフェイスであるCADI(コンポーネントアーキテクチャデバッグインターフェース)とMTI(モデルトレースインターフェース)は、約20年前のものであり、新しい組込みデザインに存在する機能を追加するにはアップデートを必要としています。Irisは、古いインターフェースの欠点に対処し、将来の拡張のための土台の構築のために作成されました。 ローターバッハ社のエンジニアは、仮想モデル分野での10年以上の経験を活かして、新しいIris APIに適応することができました。 Irisには圧倒的な利点があります。ネットワーク上の別のマシンでモデルを実行する方がはるかに簡単です。また、デバッグとトレースの両方に単一のAPIを管理します。プラグインとトレースはいつでも動的にロードできます。加えて、キャッシュ、TLB、および、その他の統合メモリのデバッグを改善し、トレース、仮想アドレスから物理アドレスへの変換をより適切にサポートするためのテーブルサポート用に強化されたAPIが装備されています。 IrisはTRACE32と同様に、Pythonインターフェースを介してスクリプト化することもできます。 ローターバッハ社のマネージングディレクターであるNorbert Weissは、次のように述べています。「プロトタイピングおよびモデリングツールの進化を長年にわたって見てきました。お客様側の開発の各段階で常に弊社のツールを利用いただけることをうれしく思います。この新しいパラダイムに大変期待しており、弊社はお客様の成功を確実にするための強力なツールセットを用意しております」。 新しいインターフェースは2020年9月のTRACE32リリースで利用可能であり、ソフトウェアを更新すると、従来からのお客様は無料で利用いただけます。 |
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